ちいさな「文章運動」をはじめる
¥880
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「かえるとび書房」でつくられた最初の本です。
この論考は、『The KeMCo Review』第4号(2026)に掲載された拙文(英文)「Print Matters: Publishing as a Form of Dialogic Inquiry」(pp. 9-25)を邦訳し、加筆・修正を施したものです。同誌では、日本におけるセルフパブリッシングの動向を概観し、「書くこと」や「プリンテッドマター(印刷物)」のありようについて、英文で紹介することをひとつの目的としていました。このちいさな本では、前掲の論文の一部を削除し、あらたに「三〇〇文字作文」の事例を書きくわえて、「文章運動」という側面を際立たせることにしました。
「運動」というと、いささか大げさに響くかもしれませんが、ささやかながらも、「書くこと」について考える実践をすすめていきたいという意思表明のためです。じぶんの「声」を世に問うこと、そのいとなみをとおして人と出会うこと、その意味や価値について考えます。
2026年4月25日発行
著者:加藤文俊
編集・レイアウト:加藤文俊
印刷・製本:かえるとび書房
四六判 本文48ページ
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目次
1 はじめに
2 「読み手」から「書き手」へ
綴方教室/ふだん記/ミニコミ、個人誌からZINEへ
3 「セルフパブリッシング」に学ぶ
表現活動の民主化/コミュニティの生成/記録の蓄積
4 三〇〇文字作文
独りの部屋で/いきなり書く/手書きの味わい/じぶんと対話する
5 わたしとカレー
「共食」というフィールド/食の「ふだん記」を綴る/書いて食べる/わたしとカレー/ことばが場所をつくる
6 ちいさな「文章運動」をはじめる
おわりに
参考文献
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表紙:カラーペーパー(最厚口)銀ねず 4/6 132㎏
本文:クリームキンマリ 4/6 72.5㎏
印刷:リソグラフ(SF635II)インク:黒、ティールグリーン
